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タイヤのマル秘テクニックを炸裂させる（操る編）
2023-06-01
タイヤの呼吸 壱ノ型 黒輪波（くるりんぱ）
方向転換する時や、タイヤのバルブ位置を合わせるときなどに使う技です。
遠心力と摩擦力で、サイクロイド曲線を自由自在に描きます。
※ホームページの動作環境の都合で動画の画質を落としています。
※扱っているタイヤのサイズはすべて11R22.5です。
※音声も一緒にお楽しみください。
タイヤの呼吸 弐ノ型 廻輪央の硬貨 (マリオのコイン)
指先や手のひらを軸にして回転させます。
サイドウォールのキズやブロックの欠けがないかを確認するときにわりと使います。
低速スピンと高速スピンがあり、何回転でもします。
タイヤの呼吸 肆(し)ノ型 さぼり円転
躍起になって転がそう転がそうとすると疲れっちゃうので、時にはタイヤにも協力してもらい転がってもらいます。
そして、その後ろをいっしょに進んでいきながら、少し楽をさせてもらおうという技。
大事なのは"最初のひと押し"。
20歩先くらいまでの軌道に、上手に乗せることです。
平坦な道ならわりとまっすぐ転がってくれる、タイヤはとっても素直ないいヤツなんです。
タイヤの呼吸 伍ノ型 タイヤの軽はずみ
タイヤを高いところからまっすぐ落としてあげます。
明後日の方向に弾んで踊り狂うタイヤに、やわらかく手を添えてエスコートしてあげる技です。
当然、タイヤの下に入らないこと、周囲に人がいないことが重要です。
タイヤの呼吸 捌(はち)ノ型 八尺積み (はっしゃくづみ)
タイヤを高いところへ積む際も、馬鹿力は必要ありません。
タイヤのビードをがしっと掴んで体に引き寄せると、タイヤは重力から解放されふわりと浮き上がります。
積んだあとは、自分の手が届くギリギリの高さになってしまいますが、でもわりと簡単に積めちゃいます。
基本はフォークリフトを使ったり、2～3人で息を合わせて積みますが、繁忙期など悠長にしていられないときなどにウルトラCを炸裂させます。
タイヤには1本1本個性がありますので、その性格や状態を見極めて操ります。
そして、タイヤの導線に物を置かないこと、常に整理・整頓された環境であることがタイヤを操る上で重要です。
運転手さんたちは我々がタイヤを操る姿を見て「曲芸みたい」と驚いてくれますが、我々も重たいものは重たいんです。
自分の力はきっかけでごくわずかに使うだけで、様々な物理の力、法則を利用して操ってます。
まだいろいろな技がございますが、それはまたネタがなくて平和な次の機会ということで･･･。
もちろん、プロの技でございます！
11R22.5はホイール付きで1本100kg。
ケガをしてしまいますので決して真似はしないでください。
ですよね、するわけないですよね(@_@)